内藤やす子 ベスト10

内藤やす子 内藤やす子 ベスト10歌詞
1.こころ乱して運命かえて

作詞:阿久悠
作曲:芳野藤丸

また 男が鳥になる
夜明けになったら翔びたがる
今度戻って 来る時は
胸の傷では すまないだろう
こころ乱して 運命かえて
時という名の いたずらものが
胸のすきまを いたぶるように
男と女を あそんで 棄てる
アア アアア
アア アアア

また 男が風になる
季節が 変われば 行きたがる
こどもみたいに 甘ったれ
泣いたあの夜も 忘れただろう
こころ乱して 運命かえて
時という名の いたずらものが
季節がわりの 景色のように
男と女を つないで 離す
アア アアア
アア アアア


2.ラヴ・イズ・オーヴァー


3.野暮

作詞:小椋佳
作曲:川島康子・小椋佳

抱いて欲しいと誘う
仕草気づかない野暮な人
髪の形変えても
駄目ね讃め言葉決まらない人
なんでそんな貴男が好き
夏に雪を見るように
訳も知らず戸惑う心がただ
そばにいたいと駄々言う
生きて幾つ出逢い幾つ
消したくない恋幾つ
誰か素敵な別の
影を隠せない野暮な人
口をつぐむ優しさ
駄目ねサヨナラを飾れない人
なんでそんな貴男が好き
冬に花を見るように
ふれて手折る恐さに心がただ
少女顔して白切る
生きて幾つ出逢い幾つ
終わりのない恋幾つ
いいわ野暮な貴男が好き
過ぎる季節見るように
別れ慣れたふりして涙はただ
胸の谷間に隠すわ
抱いて欲しいと誘う
仕草気づかない野暮な人


4.六本木ララバイ

作詞:エド山口
作曲:エド山口・岡田史郎

あなたのやさしさが 痛いほど分かり過ぎる
さよならの言葉さえ 言えずに別れた人よ
季節の足音 心で聞きながら
ララバイ ララバイ 瞳を閉じて
東京の夜明けに歌う子守歌

明日の運命(さだめ)など 誰にも分かりはしない
出会いと別れの ためにだけ生きてる人よ
木枯しささやく 心を抱きながら
ララバイ ララバイ 涙をふいて
東京の夜明けに歌う子守歌

失くしたあの夢 心で呼びながら
ララバイ ララバイ おやすみよ
東京の夜明けに歌う子守歌
東京の夜明けに歌う子守歌


5.わたしを棄てたらこわいよ

作詞:阿久悠
作曲:芳野藤丸

激しく生きたいけれど
静かにも暮らしたい
あなたの心はバラバラで
ついて行く私を悩ませる
チャンスはあるよでないし
いらだちもわかるけど
女にあたってどうするの
不機嫌が三日もつづいてる
カッコよく生きるもいいし
やさしいだけでもいい
いつでもついててあげる
だけど
わたしを棄てたらこわいよ

少し気障(きざ)にも生きて
世の中に見栄もはる
姿やかたちをピカピカに
みがいても悪くはないけれど
男が生きてる限り
ブルースはつきもので
そいつが似合いになったなら
心から信じてあげられる
カッコよく生きるもいいし
やさしいだけでもいい
いつでもついててあげる
だけど
わたしを棄てたらこわいよ

カッコよく生きるもいいし
やさしいだけでもいい
いつでもついててあげる
だけど
わたしを棄てたらこわいよ


6.あんた

作詞:荒木とよひさ
作曲:三木たかし

あんた 寒い夜は 恋しくなるよ
あんたの胸が 思い出毛布にひざを
くるんで 一人飲めば

あー忘れない からだが覚えてる
今でも ぬくもりを
泣きたいくらい 弱気になるよ
みぞれまじりの風が 窓をたたく
きっと帰って きっと帰って
悪かったよ 私が

あんた 寒い夜は 恋しくなるよ
あんたのうそが 指をからませ
ほほをうずめた 若すぎた頃を

※あー忘れない 幸せにひとつだけ
今でも貸しがある
酔うほど飲んで泣きつかれたら
みぞれまじりの雨が雪になる
きっと帰って きっと帰って
悪かったよ 私が※

(※くり返し)


7.涙の色


8.街角すみれ

作詞:門谷憲二
作曲:鈴木キサブロー

ため息 かすかに夜はふけて 灯りも消える
夜空に はぐれた流れ星 どこかに落ちた
今日も また風のように 生きてしまって
もの言えば ルージュ哀し 街角すみれ

はじめて つかんだ倖せに こわさも忘れ
ふたりで 飛ばしたシャボン玉 流れて消えた
花ビラを 散らすように 生きてしまって
捨てきれず 夢も愛(いと)し 街角すみれ

今日も また風のように 生きてしまって
もの言えば ルージュ哀し 街角すみれ

捨てきれず 夢も愛し 街角すみれ


9.想い出ぼろぼろ

作詞:阿木燿子
作曲:宇崎竜童

ドアを細目に開けながら
夜更けにアイツが 帰ってくる
蛇口に顔を 近づけて
水飲む音が聞えてくる
言い訳 繕うその前に
やさしさ 装うその前に
聞いておきたい事がある…だけど
幸福ぼろぼろ こぼれるから
寝がえり打って夢ん中

時計をはずす影一つ
薄明りの中 映っている
着変えの間 漂うは
私の知らない移り香だよ
言い訳 繕うその前に
やさしさ 装うその前に
聞いておきたい事がある…だけど
涙がぼろぼろ 溢れるから
布団かぶって夜ん中

酔いにまかせた体ごと
足音しのばせ 眠る人
背中合せの ぬくもりと
静かな寝息が聞えてくる
言い訳 繕うその前に
やさしさ 装うその前に
聞いておきたい事がある…だけど
想い出ぼろぼろ くずれるから
瞳こらして闇ん中


10.弟よ

作詞:橋本淳
作曲:川口真

独り暮しのアパートで
薄い毛布にくるまって
ふと思い出す故郷の
一つ違いの弟を
暗い暗い眼をしてすねていた
弟よ弟よ
悪くなるのはもうやめて
あなたを捨てたわけじゃない

かれこれ二年ねあの日から
夢がないから恋をして
今じゃ男の心さえ
読めるおんなになりました
遠く遠く離れて暮す程
弟よ弟よ
ささいな事が気にかかる
あなたを捨てたわけじゃない

暗い暗い眼をすねていた
弟よ弟よ
悪くなるのはもうやめて
あなたを捨てたわけじゃない